「拐帯(カイタイ)=持ち逃げ」・・・する・・・かどわかす(誘拐)・・・

 文字霊日記・2726日目 
 ・・・天気晴朗なれど、風、強し・・・ 
 八重桜の木をユスリまくって、花弁をチラシている・・・ 
 梨の白い花は既に緑に潜伏・・・ 
 水仙は萎れつつ、タンポポが黄色い絨毯・・・ 
 白と赤の大きい頭のチューリップが細い身体に支えられ 
 背伸びしながら屈伸運動・・・ 
 ↓↑ 
 拐=扌+叧(カ・口刀) 
 ↓↑・・・口+刀=〇+刀・・・? 
   ・・・另(レイ・口力)・・・ 
   ・・・另=(それとは)別の,ほかの 
      另=レイ・リャウ・リョウ 
      わかれる・さく・べつの 
      べつに 
      another, separate, other. 
      別⇔分別⇔捌(さばく)=八 
 ↓↑   ↓↑ 
    わけ=和気・譯・理由・事情・和記・沸き 
       和気清麻呂⇔譯の清麻呂 
       別=冂+万+刂 
        「冂(境がまえ・牧がまえ 
         円がまえ・同がまえ)」 
         キョウ 
         ケイ 
         牧場(まき)遠く離れた国境地帯 
         はるか・はるかかなた・遠いさま 
        「冂(けいがまえ・まきがまえ 
           えんがまえ・どうがまえ)」 
 ↓↑  「冂」は囲い・囲まれた地域、領域 
    囧=冂+八+口=冂+儿+口 
      篆文は「囧」 
      省略形は「冏」 
      異体字「囧」 
      星の光(陰光)が輝く 
      燦(煌・燐・きら)めく意 
      転じて、あきらかの意 
      炯=烱の原字 
      あきらか(冏か)・星が光りかがやく 
     「冏冏・ケイケイ・光り輝くさま・炯炯」 
      冏=窓枠・採光口・換気口・排煙口 
      窓=宀+八(捌)+ム+心=窻・䆫・窗 
       異体字「窗=穴+囱 
      =宀+八+囱 
      ='+㓁+囪 
      ='+㓁+'+囗+夊(夂・おくれる) 
     窻=宀+ハ+囱+心 
     䆫=宀+ハ+怱(にわかに) 
      =宀+ハ+匆(あわただしい)+心 
     牎=片(とびら)+怱 
     牕=片(とびら)+悤 
     囪=「牆に在るを牖と曰ひ 
        屋に在るを囪と曰ふ 
       (説文解字・巻十) 
        天窓・排煙口」 
      𡆧=囗+小 
      熜=火+悤 
      悤=囱+心 
    宀(うかんむり)・ベン 
    屋根・屋根におおわれた家 
    交差して覆う屋根をかたどり、家屋 
 ↓↑ 寶蓋頭(ホウガイかしら・宝=寶字から) 
 Radical・・・?・過激・本来は既存秩序の破壊じゃぁ〜ないのか? 
      暴動は望まない「百姓一揆」、「市民労働者の合法デモ」 
      暴動に走るのは「支配階級」に雇われ、意図的に煽られた 
     「プチブル急進主義・ルンペン急進主義・チンピラ」者 
 ↓↑   じゃぁ〜ないのか? 
 物事の根幹をなす・根本の・基本・本質的な 
 a radical principle 
 基本原理 
 数学の根(号・√=radical symbol・ルネ・デカルトが使用)の 
                  留音・出化留砥(訳)  
   化学の基の 
   文法の語根の 
   植物の根(生)の 
   音楽の根音 
   根幹の・ radical ?・「バベル」な言語混乱の宇宙だろう・・・ 
 ↓↑ ↓↑ 
  空は穴の工(たくみ・巧・拓美・琢美)・・・色即是空・・・ 
  天の穴を工作した図形の・・・拓本だろう? 
 「拓」=扌+丆+口・・・「丆=面の略字」? 
       ・・・形象は「丆=斧・鎚・槌」? 
     扌+一+丿+口 
     手+石・扌+石・・・手に鎚を持って、「石」に穴を穿つ 
     タク・セキ 
     ひらく・きりひらく・ひろげる 
     手で押す・持ち上げる 
     石刷(いしずり) 
     石碑などに刻まれた文字に 
     紙などをあてて写しとったもの 
     拓本・拓写・拓殖・開拓 
     ひろう(拾う)・手でひろう(拾う) 
 ↓↑  ↓↑  ↓↑ 
     別(ベツ)=アイヌ語で 
    「河川」 
     境界線・・・本別・芦別・登別・紋別 
     内(ナイ)=冂+人 
     河川に囲まれた 
     居住生活領域・・・歌志内・茶志内 
              稚内 
     テリトリー (territory) 
     氐=テ・手=弖 
       氏の始(一)まり・弓と矢(一)=狩の道具 
     里=リ・刂=利 
     獲=ト・斗=賭 
    理意=リィ=里夷 
     縄張り・北方領土竹島尖閣諸島・沖の鳥島 
     口+勹+刂 
     口+ノ+𠃌+刂 
     口+⺈+刂 
 ↓↑  ↓↑ 分⇔分離・分轄・分割=separate 
     另=口 +力 
     異体字「冎・叧」 
     字源象形=関節の形状を象る「冎」 
    「一(〇)一・背骨=呂⇔gq・G・qq・Q・99・8・∞・瓢箪」⇔串 
    「𠃑・丄・丅・𠁢」=シャフト(shaft)の形状 
    「𠃑=気=乙の変形」?・・・「丂の変形」? 
 ↓↑  ↓↑ 
   「𠀀(丂を左右反転にした字) 
    甹を収める」・・・ 
    甹=由+丂=異体字「俜 ・𤲀」 
   「贈り物にする礼物(俜・娉・聘)」 
    ヘイ 
   「俜・娉・聘=贈り物にする礼物」 
    俜(ヘイ)=イ+甹(贈り物) 
   「娉(ヘイ・ヒョウ)=女+甹」=結納品 
    女性の親をモノでツって嫁にする・・・? 
    娉嫁(ヒョウカ)=婚約 
   「聘(ヘイ・めす・まねく)=耳+甹」 
      とう・おとずれる・たずねる 
    聘問(ヘイモン・贈り物を持って訪問) 
    招聘(ショウヘイ・礼をつくして人を招く) 
    聘賢(ヘイケン・礼儀をつくし賢人を招く) 
    聘礼(ヘイレイ・人を招く礼物 
       婚約の礼物・結納品) 
 ↓↑ ↓↑ 
    シャフト(shaft) 
    ↓↑ 
   「𠃑」=動力伝導用に使う、棒状の回転部品・軸 
   「扛重機(コウジュウキ)=ジャッキ」の部品 
   ・・・ベアリング(bearing)=軸受 
   「レオナルド・ダ・ヴィンチの発明ベアリング」 
   「世界中のベアリングの約30%が 
    日本のベアリングメーカーで生産」? 
 ↓↑ ↓↑ 
   「零(ばらばらに細かい)」等と同系? 
    花弁が細かく分解された時の薔薇バラ・・・? 
    別の・別に 
   「零=雨+令」 
      雨+亼+龴 
      雨+人+一+龴 
      丅+冂+::+人+一+フ+丶 
      雨(あめ・あめかんむり・あまかんむり) 
      雨=一+𠕒 
      異体字「𠕒・𠕘・𠕲・㲾・𩁼・𩗿・⻗」 
    零=レイ 
      あまり 
      おちる 
      こぼれる 
      ゼロ 
      ふる 
      ふる・雨が音を立てずに静かにふる 
      おちる・したたりおちる 
      おちぶれる 
      わずか・小さい・少ない 
      レイ・ゼロ・0 
    でも負でもない数=±の全部の基点・終始点・始終点 
 ↓↑ 零銭=お金をくずす・両替する 
       同額の小銭にかえること 
      「換零銭(换零钱=フアンリンチェン)」 
      「零零散散(ling、ling、san、san 
            ちりぢり ばらばら)」 

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    零戦零式艦上戦闘機・・・落ちる物体 
       名前由来は制式採用年の 
       皇紀2600年(西暦1940年)の 
       下二桁の「00」から 
      「零式」をとり 
 ↓↑    空母航空隊での運用を目的にした 

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  ↓↑ 
 「拐」 
 ・・・構成文字が既に「手+口+刀」なのに・・・異体字が「冎」? 
  「冎」・・・渦巻き、巻貝の形状・ねじれた穴、洞窟、鍾乳洞? 
   叧=冎・咼・骨の関節・・・渦・蝸(牛) 
    カンセツ=間接・環節・冠雪・韓説・甘節? 
  ・・・とは?・・・韓説=姦(奸)説?・捩(捻子)じ曲げた説・・・ 
   「杖(つえ)=同意語の枴・物の取っ手」 
         つえ・老人が用いるつえ・枴=木+叧=木+口+刀 
   「拐」の日本語ことばの語源 
   「かどふ」古語・・・つどふ 
   「欺き誘う・だまして取る・誘拐する」 
   「かどわす」 
 ↓↑ 
 「かどわ」・・・角和・華渡倭・化土話 
 「・・・かす」=相手をそういう状態、・・・仕出かす 
         状況にする意味を強めるコトバ 
 ・・・湯沸かす・・・ 
    段々と、徐々に沸騰させていく・・・? 
   「かどわかす」=「門・分かつ」 
     家を出させる・家出をさせる・・・? 
 ↓↑ 
 華氏(degree Fahrenheit・°F) 
 温度の計測の一 
 ケルビンの1.8分の1 
 真水の凝固点を32カ氏温度 
    沸騰点を212カ氏温度 
 ↓↑ 
 摂氏度=水の凝固点を0度 
       沸点を100度とする温度 
     語源はアンデルス・セルシウス 
     テンプレートを表示 
     セルシウス度(degree Celsius・°C)・温度単位 
     その大きさは 
     ケルビン・・・(kelvin, 記号: K)=熱力学温度(絶対温度)の単位 
             摂氏温度に273.15度を加えたもの 
            「水の三重点の熱力学温度の. 1/273.16である」 
     と同一・摂氏度・・・ 
    「ケルビン」は「レーザー光線兵器のアーク(聖櫃)」を守る天使? 
    アーク(ark)=箱・大箱 
    ラテン語の「蓋の付いた箱・アルカ(arca)」 
    旧約聖書の「モーゼの契約の箱= Ark of the Covenant」 
   「ノアの箱舟(方舟)=Noah's Ark」 
    円弧・弓またはその形状の意 
    アーク放電 - 放電(スパーク)の一形態 
    電弧=二つの電極間の放電によってつくられる光の円弧 
    アーク 溶接=アーク放電を利用した溶接 
 ↓↑↓↑ 
  0°C=032.0°F 
 100°C=212.0°F 
 ↓↑ 
 かどかどし 
      しく・しから 
      しく・しかり 
      しき・しかる 
      しけれ・しかれ 
 角角し=とげとげしい・険がある・角立っている 
 か ど=下土=かと 
      下界・大地 
 かど=才・気の利いた点・才能・才気 
 かど=角 
    二つの線や面が出合って生じる 
    尖(とが)った部分 
    物の端の外側に突き出した部分 
    柱の角 
    物の隅 
    道の折れ曲がっている所 
    まがりかど 
    円満でなくとげとげしい性質 
    圭角(ケイカク)のある言い方・・・ 
    刀剣の、峰の厚くなっている部分 
    しのぎ・切っ先 
    目に立つ所・見るべき点 
    角が立つ・角が取れる・角を入れる・角を立てる 
 かど=門 
    家の出入り口 
    モン・その前 
    屋敷・いえ 
    家族・一門・一族 
    門打つ・門たつ・門に立つ 
    門広し・門を出ず・門を広ぐ 
 かど=廉 
    理由として取り上げる事柄 
    箇条・ふし・点 
 かど=鰊・東北地方でニシンの異名 
 かど・くわど=火度 
        陶磁器などを焼く窯(かま)の温度 
 かど・くわど=過度 
        適切な程度を超えている 
        度を過ごすこと 
 ↓ 
 「拐帯(カイタイ)」=預かった金銭や品物を持ち逃げすること 
           持ち逃げ 
 ↓ 
 引っ攫う 略取 勾引す 拐引 掻っ攫う 
 叉刃拐(サジンカイ)という 
 刃がついた 
 トンファーのような武器 
 トンファー(英:Tonfa) 
 沖縄の琉球古武術において使用される 
 打突武器兼防具 
 トイファーまたは旋棍 
 「握り付き警棒」 
 「卝」・「ㅓ」と「⺊」セット 
 起源についての諸説 
 中国武術の「拐(カイ)」と呼ばれる 
 トンファーよりも大きい武器が 
 琉球に伝わって 
 小型化されたという説 
 石臼の挽き棒から発明されたという説 
 ↓ 
 熊手?・十手(丩・𠁡)の変形? 
 ↓ 
 科名:ウコギ科/属名:ウコギ属 
 和名:蝦夷五加 
 生薬名:刺五加(しごか)・・・史語化? 
     刺拐棒(しかいぼう)・・・史甲斐(蝦夷)望? 
 北海道の東部に自生する落葉低木 
 枝は、灰褐色、刺(トゲ)が密生し、葉柄にもトゲ 
 葉は、5枚掌状複葉、小葉は倒卵形 
    先端は尖り、葉縁には鋸歯 
 8月ころに、新しく伸びた枝先に 
 緑白色の小花を散形花序につける 
 果実は、9〜10月黒褐色に熟す 
 夏根の皮を掘り取り 
 天日で乾燥したものを 
 生薬名を五加皮(ごかひ)・・・誤解比? 
 ウコギと同様の名をあて 
 刺五加(しごか) 
 刺拐棒(しかいぼう) 
 ↓ 
 薬効 オタネニンジンなど 
 薬用人参のサポニン成分に類似 
 滋養強壮、疲労回復 
 に乾燥した根皮葯を煎じて服用 
 ↓ 
 その他 
 名の由来 
 蝦夷(えぞ・北海道)地に自生する 
 ウコギから、エゾウコギ 
 ↓ 
 直江兼続は関が原敗戦後 
 徳川家康の命により 
 上杉家の米沢移封に伴い 
 執政として米沢藩30万石を作り上げ 
 食用にもなる 
 ウコギ(うこぎ)を 
 生垣にと栽培を奨励 
 山形県米沢市にはウコギを使った料理 
 ↓ 
 八仙の一人 
 李鉄拐(りてっか い) 
     李(キのコ) 
     鉄(金を失う) 
     拐(かどわかす) 
 中国・杭州(こうしゅう)の 
 西湖(さいこ)に降り立つ 
 薄汚れた姿は 
 物乞い・・・乞食=こじき・こつじき=古事記・胡通字記? 
 同然 
 名は玄、凝陽、洪水、岳など諸説 
 鉄拐とは、彼の幼名で 
   足が不自由で・・・黒田孝高=黒田 官兵衛・シオン 
            山本 勘助=晴幸・勘介・菅助・管介・道鬼 
            片目片足 
   鉄の杖(つえ・拐)をついていたため 
 死んだばかりの 
 鄭州東城門内の 
 肉屋である・・・肉屋=にくや・ジクヤ=字句哉(埜) 
 李屠の息子の 
 小李屠に乗り移ったところ 
 小李屠は足が悪かったところから 
 杖をつくようになった 
 ↓ 
 中国の八仙(八福神) 
 八仙はそれぞれが神通力を発揮する 
 法器を所持 
 暗八仙と呼ばれて八仙を象徴する 
 ↓    神通力を発揮する法器 
 漢鐘離(カンショウリ) → 芭蕉扇 
 張果老(チョウカロウ) → 魚鼓(楽器の一種) 
 呂洞賓(リョドウヒン) → 剣 

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 李鉄拐(リテツカイ)  → 葫蘆(瓢箪) 
 韓湘子(カンショウシ) → 笛 
 藍采和(ランサイワ)  → 花籃(花かご) 
 曹国舅(ソウコクキュウ)→ 玉板(玉製の板) 
 何仙姑(カセンコ)女仙人→ 蓮の花 
 ↓ 
 神戸 
 須磨の近所に 
 「鉄拐山」 
 の登り口 
 ↓ 
 根付けの 
 「鉄拐仙人」は 
 自分の分身を 
 口から吐き出した 
 後の様子を現している 
 仙人の特徴である 
 木の葉の腰巻きを着用 
 片肘をつき横たわっている 

フォト


 鉄拐仙人を示す 
 大きな瓢箪が横に添えられ 
 吐き出した分身は 
 杖をついており 
 片足が不自由な 
 乞食の身体を借りて 
 蘇った伝説を物語っている 
 ↓ 
 太上老君老子)から仙術を授かった 
 魂浮遊中に 
 弟子が火葬したので 
 乞食に乗り移った・・・借屍還魂 
 「鉄拐李」は 
 鍾離権・姿は頭に二つのあげまきを結い 
 の師匠 太った腹を晒し 
 ↓↑  暗八仙は芭蕉扇 
     死者の魂をよみがえらせる 
     姓を鍾離 
     名は権 
     字は寂道 
     号は雲房先生・正陽真人 
     別名は漢鍾離(カンショウリ) 
     これは「漢の人、鍾離権」 
 ↓↑  ↓↑ 
     漢に仕えており、左諌議大夫 
     漢が滅び 
     西晋に仕えて将軍 
     戦いで敗れ 
     終南山に逃げ込み 
     山中をさまよい歩いていると 
     東華帝君に出逢い 
     長生真訣 
     赤符玉篆金科霊文 
     金丹火候青龍剣法 
     を授かった・・・ 
 ↓↑   ↓↑ 
      実際は五代の人で 
     「天下都散漢(天下一の暇人) 
      鍾離(鍾離権)」と自称 
      していたのが 
     「漢の人、鍾離権」になってしまった 
      姿は頭に 
      二つの 
     「あげまき」を結い 
      太った腹を晒していた 
      暗八仙は 
      芭蕉扇であり 
      死者の魂をよみがえらせることができる 
      師は東華帝君、弟子は呂洞賓曹国舅 
      全真教では、東華帝君の教えを 
     「呂洞賓」に授けた 
     「正陽開悟伝道垂教帝君」 
      の封号をもつ  
 ↓↑ 
 「呂洞賓」 
 名は嵒(巌、巖、岩・名は) 
 字は洞賓 
 号は純陽子・純陽真人 
 或いは単に 
 呂祖(リョソ)とも 
 ↓↑ 
 民間信仰の対象 
 13世紀に 
 元の武宗から 
 「純陽演正警化孚佑帝君」の称号を贈られ 
 正式な神仙となった 
 道教での称号は 
 孚佑帝君 
 ↓↑ 
 蒲州永楽県(山西省運城市芮城県)の人 
 祖父は唐の礼部侍郎の 
 呂渭 
 父は海州刺史の 
 呂譲 
 ↓↑ 
 師は 
 鍾離権で 
 終南山で秘法 
 (飛剣を飛ばし魔を退治する「天遁剣法」 
  雷雨を操る「雷法」) 
 を授かり、道士となった 
 姿は背に剣を負った書生 
 呂洞賓 
 「純陽呂真人文集」 
 「呂祖志」 
 「呂祖全書」 
 「呂祖彙集」 
 などの資料がある 
 科挙受験者で 
 呂洞賓作と名乗る修行書や詩歌作品が多数残され 
 宋風の特徴を持つ作品が多く 
 他の作者がその人気に肖って 
 仮託したもの・・・ 
 ↓↑ 
 徒は 
 曹国舅など 
 韓湘子 
 何仙姑 
 を含める説も・・・ 
 ↓↑ 
 伝承 
 生まれながらに 
 金形木質・鶴頂亀骨・左眉の角に黒子 
 母親が一羽の白鳥が室内に入る夢を見て出生 
 身長8尺2寸、好んで華陽巾を被り 
 黄色の襴衫を着て、黒い板をぶら下げていた 
 20歳になっても独身 
 ↓↑ 
 科挙を二回受けたが、落第 
 長安の酒場で 
 雲房と名乗る一人の道士(鍾離権)に出逢い 
 修行の誘いを受けるが 
 出世の夢が捨て切れず 
 断った 
 ↓↑ 
 鍾離権が黄粱を炊いている間 
 呂洞賓うたた寝をし、夢を見る 
 科挙に及第、出世し、良家の娘と結婚し 
 たくさんの子供をもうけた 
 そうして40年が過ぎるが 
 ある時重罪に問われ 
 家財を没収 
 家族は離れ離れ 
 左遷 
 ↓↑ 
 そこで目が覚めるが 
 まだ黄粱は炊けていなかった 
 俗世の儚さを悟り 
 鍾離権に弟子入りを求めると 
 十の試練を課され 
 これをこなし 
 鍾離権の弟子となり 
 修行後、仙人となった 
 ↓↑ 
 『枕中記』の「黄粱の夢」と酷似 
 「黄粱の夢」に登場する 
 呂翁が呂洞賓であるとも・・・ 
 『八仙得道伝』 
 『八仙東遊記』 
 明や清の章回小説で 
 呂洞賓は 
 鍾離権の師である 
 東華帝君の生まれ変わり・・・ 
 ↓↑ 
 十試 
 十の試練 
 ↓↑ 
 第一試 
 洞賓が外出し戻ってくると 
 家族全員が病死していた 
 淡々と葬儀の準備をした 
 しばらくすると、死者はみな生き返った 
 呂洞賓は全く怪しまなかった 
 第二試 
 洞賓が市へ物を売りに行き、その値段を決めたが 
 相手が前言撤回し、値段の半分しか払わなかった 
 しかし、洞賓は何も言わなかった  
 第三試 
 元日に門を出ようとしたところ 
 乞食が施しを求めてきたので 
 洞賓は物を与えた 
 乞食はさらに物を要求し 
 その上罵りだした 
 洞賓はただ笑って謝るのみであった 
 第四試 
 洞賓が山中で羊を放牧していると 
 一匹の飢えた虎が羊の群れを追いかけてきた 
 洞賓は羊を下山させ 
 身をもって 
 虎の前に立ちふさがると、虎は去っていった 
 第五試 
 洞賓が山中の道舎で読書をしていると 
 17、8歳の美女がやってきた 
 母の元から帰るところなのだが 
 日が暮れてしまったので、休ませて欲しいという 
 夜になると、女は何度も誘惑したが 
 洞賓は最後まで心を動かさなかった 
 女性は三日経った後、去っていった 
 第六試 
 洞賓が外出し戻ってくると 
 家の財産が全て盗まれていた 
 洞賓は怒りの色も見せず、自ら耕し始めた 
 鋤に何か当たるものがある 
 掘り起こしてみると 
 数十の金錠(貨幣となる金塊)であった 
 洞賓はそれを土に埋め、一つも取らなかった 
 第七試 
 洞賓は街で 
 銅器を買って帰ったが 
 見るとそれは全て金でできていた 
 銅器の売り主を探し、これを返した 
 第八試 
 気の狂った道士があぜ道で薬を売っており 
 「この薬を飲んだ者はたちどころに死に 
  再び生き返って得道できる」と言っていたが 
 10日経っても買う者はいなかった 
 洞賓がこれを買うと、道士が 
 「速やかに死後に備えるがよい」と言った 
 洞賓はこの薬を飲んでみたが、何も起らなかった。 
 第九試 
 洞賓は大勢の人々と共に河を渡っていた 
 中流に至ると河が氾濫し 
 風が激しく吹き荒れ、荒波がどっと押し寄せた 
 人々はみな恐れおののいたが 
 洞賓は端坐し動かなかった。 
 第十試 
 洞賓がひとり部屋で座っていると 
 突然奇妙な化け物が無数現れ 
 洞賓に襲いかかり殺そうとした 
 洞賓は正座したままで、少しも恐れることがなかった 
 次に数十もの夜叉が襲いかかってきた 
 血をしたたらせた 
 死刑囚が泣きながら 
 「お前は前世で私を殺した。今、私の命を償ってくれ」 
 と訴え 
 洞賓は 
 「人を殺したのなら、償うのが理だ」 
 と言い、刀を取り自殺しようとした 
 すると突然、空中に大声が響き渡ったかと思うと 
 鬼神達はみな姿を消した 
 ただ一人、手を叩いて大笑いする者がいる 
 それは鍾離権であった 
 「あなたを10回試してみたが 
  心が堅く何事にも動じない 
  きっと仙人となることができるだろう」 
 と言い、彼は呂洞賓を弟子とした 
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 黄鶴楼 
 中国四大名楼の一 
 黄鶴楼の言い伝えに登場する仙人が 
 呂洞賓である・・・ 
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 楊家将演義 
 彼は楊家将演義にも登場 
 宋と遼が争っている頃 
 呂洞賓鍾離権が言い争をし 
 怒った呂洞賓が 
 「椿樹の精」 
 を連れて外界に下り 
 遼を助けることとし 
 それを知った 
 鍾離権は 
 宋に味方する 
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 民間信仰 
 呂洞賓が 
 悪政に苦しむ民衆を助けるために出現した伝承 
 三国時代の武将である 
 関羽と肩を並べるほどの人気 
 癒神、武神、試験の神、財神(砂金採りの神) 
 御神籤・占いの神、理髪師・文具・遊女の業神 
 道教では主神として祭る廟も多い 
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 全真教の開祖 
 王重陽に田舎の酒屋で 
 金丹道の口訣を与えたという説話から 
 全真教では特に重要視され 
 江南の全真教道士であった 
 苗善時は 
 宋・元代の 
 呂洞賓の奇跡譚をまとめた 
 「純陽帝君神化妙通紀」を編纂 
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 諺 
 狗咬呂洞賓(犬が呂洞賓のような人を咬む) 
 悪人と善人の見分けがつかないこと 
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 by wikipedia 
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 ????・・・「カンジ」が問題だけれど・・・